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治療院雑話

お灸生活で免疫力UP!③

こんにちは。じめじめとした日が続いていますね。梅雨明け後は暑い夏が待っています!新型コロナウィルス感染症対策をしながらも、元気に楽しく夏を過ごしたいですね。

今日は「お灸生活で免疫力UP!」の第三弾!「新型コロナウイルスに負けない!免疫力を高めるツボ」を更に2つお伝えします。第一弾・第二弾と合わせると全部でツボの数は全部で5つ。簡単な台座灸で免疫力をUPさせ、さらに夏バテ予防にも効果的な5つのツボ。ぜひお役立てください!

→第一弾の「お灸生活で免疫力UP!①」はこちら

→第二弾の「お灸生活で免疫力UP!②」はこちら

 

今回も中国の鍼灸学会から発表された『COVID-19のための鍼灸介入ガイドライン』に記載されているツボのご紹介です。第三弾にして初めてお腹のツボを紹介します。ぜひ触って探してみて下さい。

 

【おすすめのツボ(経穴)~内関(ないかん)~】

 

★ツボの場所

手首近く、手のひら側にあります。手首のしわから、手の指の幅3本分(人差し指、中指、薬指)離れた場所。腕の中央(目立つ腱が2本見つかれば、その間)にあります。

 

★ツボの効果

内関は精神不安からくる不眠や不調に対して効果があるとされ、心を穏やかにして、精神を安定させてくれます。乗り物酔いにも効果的です。

 

★期待できる効果

【動悸、胃痛、嘔吐、不眠症、精神不安、癇癪、つわり、肘や腕の痙攣、等】

 

 

【おすすめのツボ(経穴)~関元(かんげん)~】

 

★ツボの場所

お腹の縦中心線上です。おへその中心から恥骨結合の上縁までを5等分して、おへそから5分の3の位置にあります(2等分してちょっと下くらい)。お腹のツボなのでぐいぐい押さずに探してみてください。

 

★ツボの効果

「丹田(たんでん)」をご存じですか?「丹田呼吸法」や武道で「丹田に力を込めて」など言われたりしますが、この「丹田」は関元の場所なんです。関元には生命活動の根源的なエネルギーとなる「気」が集まるとされています。もし関元が冷たかったり凹んでいたら、身体に「気」のエネルギーが足りていないのかもしれません。お灸で温めることで全身に元気が湧いてきます!

 

★期待できる効果

【冷え性、体力低下、滋養強壮、婦人科疾患、泌尿器疾患、腰痛、下腹部痛、ストレス性の胃腸不良、等】

※生理痛などには、カイロをあてて温めるのもおすすめです。

(低温やけどにご注意ください)

 

【左右両方にお灸をしてみましょう!】

足や手のツボは、左右どちらにも存在します。左右を比べて触ってみると、ツボに触れた感覚や熱さの感じ方が違ったりします。お灸の熱さを感じながら、じっくりお身体を観察してみてください。

※「関元」はお腹の中心ライン上なので、1か所のみです。

 

 

今回を含め、全3回で「お灸生活で免疫力UP!」をご案内しました。いかがでしたでしょうか。

→第一弾の「お灸生活で免疫力UP!①」はこちら

→第二弾の「お灸生活で免疫力UP!②」はこちら

※台座灸の使い方は「お灸生活で免疫力UP!①」をご覧ください。

 

ご紹介した5つのツボは、どれも鍼灸治療でもよく使われる重要なツボ。これらのツボにお灸を定期的に続けることで、免疫力UPはもちろん身体の不調が軽くなり、美容面や精神面にもよい効果が広がっていきます。

ぜひ「お灸生活」を楽しんで、健幸な毎日を手にしてください!

 

ご覧いただきありがとうございました。

 

(スタッフ 黒岩)

ありがとうございました!

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