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治療院雑話

お灸生活で免疫力UP!②

こんにちは。梅雨に入り、夏が近づいてきましたね。新型コロナウイルスは未だ終息とはいかず、みなさま辛抱強く対策されているかと思います。

 

今日は「お灸生活で免疫力UP!」の第二弾として、「新型コロナウイルスに負けない!免疫力を高めるツボ」2つお伝えしたいと思います。第一弾では台座灸の使い方の紹介と「三陰交」というツボをご紹介しました。こちらと合わせて、みなさまの免疫力UPに役立てていただけたら幸いです!

→第一弾の「お灸生活で免疫力UP!①」はこちら

 

今回も東洋医学の本場、中国の鍼灸学会から発表された『COVID-19のための鍼灸介入ガイドライン』に記載されている自宅養生に適したツボです。どれも簡単に触りやすい場所にありますので、ちょっと手を伸ばして探してみてください。

【おすすめのツボ(経穴)~足三里(あしさんり)~】

★ツボの場所

向こうずねの外側にあります。膝のお皿の外側のくぼみから、指幅4本分下がったところ。すねの骨ぎわにあります。周りより凹んでいたり、冷たかったり、押して気持ちいい場所など、探してみてください。

★ツボの効果

松尾芭蕉の『奥の細道』でも登場するツボ。胃腸の働きを高めて身体を元気にしてくれます。湿気が多く食欲が落ち気味だったり、ジメジメとして食中毒が心配なこの季節にぴったり。胃腸を元気にするだけでなく、足腰をしっかりさせてくれます。

★期待できる効果

【食欲不振、胃腸の不調、脚の疲れ、むくみ、膝の前側の痛み、上の歯の痛み、のぼせ、血流の改善等々】

 

 

【おすすめのツボ(経穴)~合谷(ごうこく)~】

★ツボの場所

手の甲。親指と人さし指の間のしわの先端近く。人さし指寄りの骨ぎわにあります。反対の手の親指を甲側、人差し指を掌側にして、挟むように上記の場所を押し込んでみると、ズンっと奥に響くようなイタ気持ちいい場所があります。

★ツボの効果

顔面や首肩の不調におすすめで、頭痛や首の痛み、目の疲れなど様々な症状に効果があります。また、大腸の不調にも用いられます。

★期待できる効果

【首こり(前側)、のどの痛み、噛みしめ、下の歯の痛み、眼・鼻の不調、眼精疲労、頭痛、吹き出もの、大腸・便の不調、等々】

 

 

【左右両方にお灸をしてみましょう!】

足や手のツボは、左右どちらにも存在します。左右を比べて触ってみると、ツボに触れた感覚や熱さの感じ方が違ったりします。お灸の熱さを感じながら、じっくりお身体を観察してみてください。

今回紹介した「足三里」も「合谷」も『万能のツボ』といわれ、さまざま症状に効果を発揮します!ぜひ、お試しになってみてください。

 

 

次回は不安を和らげて気持ちを楽にしてくれるツボと、元気と自信の沸く「お腹」のツボをご紹介します。これらももちろん、『COVID-19のための鍼灸介入ガイドライン』に載っているもの。感染防止には気持ちが安定するのも大事なんですね。(ちなみに今回の「合谷」もストレスや不安を和らげる効果があると言われています。)

 

お灸の使い方などは第一弾の「お灸生活で免疫力UP!①」に載っていますので、ぜひこちらも参考にしてください。

それでは、第三弾もお楽しみに!(次回は7月頭のアップ予定です)

 

(スタッフ 黒岩)

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