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東洋医学事始め

【2021年】明けましておめでとうございます【11年目突入!】

 

昨年は当院をご活用いただきまして、ありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


今年干支は「辛丑(かのとうし)」

 

干支は十干と十二支からなり、全部で60種類あるのですが、皆様はその意味をご存知でしょうか?
私たちひとみ治療院が日頃治療に用いている東洋医学のベースにあるのが「陰陽五行説。この干支も陰陽五行説に則った意味がそれぞれ配置されています。
それでは詳しくみていきましょう。

■十干(じゅっかん)■

甲(きのえ)乙(きのと)丙(ひのえ)丁(ひのと)戊(つちのえ)己(つちのと)庚(かのえ)辛(かのと)壬(みずのえ)癸(みずのと)の十個の漢字で表され、別名「天干(てんかん)」ともいわれ天の流れを意味します。

陰陽五行説では以下のように分類されます。

五行

陰陽

象徴

 

陽の木:大木

陽の火:太陽 陽の土:山

陽の金:斧 陽の水:大海
陰の木:草花 陰の火:灯 陰の土:庭 陰の金:貴金属 陰の水:霧、雨

 

 

 

 

■十二支(じゅうにし)■

子(ね)丑(うし)寅(とら)卯(う)辰(たつ)巳(み)午(うま)未(ひつじ)申(さる)酉(とり)戌(いぬ)亥(い)の12個の漢字で表され、別名「地支(ちし)」と言われ地上での方位や時の流れを支配すると言われています。

陰陽五行説では以下のように分類されます。

 
陰陽
五行

12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月
時間

23時

1時

1時

3時

3時

5時

5時

7時

7時

9時

9時

11時

11時

13時

13時

15時

15時

17時

17時

19時

19時

21時

21時

23時

方位 北東 北東 南東 南東 西南 西南 西 北西 北西

 

上記の表を踏まえると今年の十干である「辛」は「陰の金」の性質をもち人の手によって作られた「刃物」や「貴金属」を表します。干支の「丑」は「陰の土」の性質をもち、「冷たい土」を表します。冷たい土とは「内包」するという意味を持ち、何かが内在していて表に出ていない状態を表します。

また五行説においては「相生相剋」という五行間の関係性があり、「金」と「土」は土から金が生まれる「相生」関係にあり、その性質が強まりやすい関係にあります。

 

では今年である「辛丑」年はどんな年になるのでしょうか

 

丑年は種付けに良い年とされ、作物に限らずこの年に何かをスタートさせるには良い年と言えます。ただ、内包するものが表に出にくいとも言われますので、結果が出るのは先になるかもしれません。また、健康診断等で病気が見つかりにくいなどの表への出にくさもあり注意が必要と言われています。

「辛」は「金」に属すため貴金属の他に「文明」や「改革・変革」を意味します。陰性を持つので派手さはなく、ゆっくりと暮らし方に変化がもたらされるそんな年になりそうです。余談ですが、その他「金」には「武器」「家電」「自動車」「携帯」などの文明の利器なども象徴とされるので、こういったものに注目が集まるかもしれません。
ただ経済と結びつきやすい「火」の要素がなく、「陰」の要素が強いので景気が良くなるのは先のお話になりそうです。

 

このように干支は60種類の組み合わせで古代中国大陸の殷の時代から脈々と受け継がれ、暦として利用されるだけでなく、占いやそれを元に政治にも利用されてきました。
昨年は予期せぬ感染症の到来に振り回された一年でしたが、庚子の年と考えれば陽性の大改革と陽性の冷たい水の大洪水で相生の相乗効果ということで未曾有の大変革となったのかもしれませんね。
ご興味があれば色々とお調べになると良いかと思います。

新たな一年が皆様にとり健幸なものとなりますように✨✨

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