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治療院雑話

新型コロナウィルス予防について

みなさまもご心配のことと思いますが、新型コロナウィルスが世間を席巻しています。そんな中院長が体調を崩した為、ついに院長もコロナか?と思われた方も多いかと思いますが、院長はまさかの胃腸感染症を起こし、同時にぎっくり腰を併発するという斬新な事態を引き起こし、3日間お休みをいただきましたがおかげさまで全快しております。ご心配をおかけしまして申し訳ございませんでした。

 

 

さて、本題のコロナウィルスですが、様々なことが言われてみなさん混乱されていることと思います。ここで情報を整理したいと思います。次のブログでコロナウィルスって何?ってことをお伝えしますが、まずは予防策から述べたいと思います。

 

我々は新型コロナウィルス抗体を持っていません。従って体内の免疫システムに敵の情報がない為に苦戦を強いられそうですよということです。

 

治療方針や方法などは過去の経験によって予測し実証してるしかすべがないので、症例報告がまとまっていない今現在は情報が錯綜しております。

 

■予防方法は?

 

アルコール消毒、手洗い、うがい、マスク、咳エチケットです。

アルコール消毒:手指は必ず行いましょう。玄関先に置き、洗面所に行く前に消毒してしまう習慣が好ましいです。当院でも入り口に置いてありますので、消毒してから御入室ください。よく触る手すりやドアノブ、スマホなど手が触れる場所はアルコール消毒されることが好ましいです。ただ、一方で味方となる常在菌も居なくなってしまいますので、その点も頭に入れておきたいところです。

 

 

手洗い:飛沫、接触感染予防です。環境が整っていれば石鹸やハンドソープを使用してよく洗い、10秒以上すすぎましょう。その後は清潔なタオルやハンカチ、出来たら使い捨てのペーパータオルを使って拭き取り、擦式のアルコール消毒をしてください。

 

 

うがい:口を濯いでから、うがいをしてください。喉の炎症やいがいが感が無ければイソジン等を使用する必要はなく、水道水で十分です。(水道水には塩素が含まれる為)またうがいよりも水をこまめに飲むことの方が効果的とも言われます。

 

・マスク:マスク自体にウィルスの飛沫感染を十分に予防する力はありませんが、院長のように顔を無意識に触る癖がある方には接触感染予防として効果的です。

 

・咳エチケット:これ一番大切です。感染らないこと以上に感染さないことが大切です。お互い様の精神でこの非常事態を乗り切りましょう!

 

ちなみに、みなさん新型コロナウィルスで頭いっぱいだと思いますが、この時期流行るインフルエンザ、ノロウィルス、その他の細菌性の風邪や胃腸症なども感染リスクがあります。特にノロウィルスはアルコール耐性がある為、次亜塩素酸でないと対応できません。(止むを得ずアルコール消毒の場合は2度拭き必須。汚染物は次亜塩素酸対応で)他の細菌、ウィルスがアルコール消毒で除去されている分ノロの天下となりやすいですので、併せてご注意ください。

 

また勿論ご自分の免疫力を上げることが大切です。

 

東洋医学的な見方では寒・湿が今回の新型コロナの性質であるとされています。従って、温めることが大切で、湿度を上げることでの不活化はあまり期待できないようです。
従って身体を冷やさないこと(冷たいものの飲食を控え、温かいもの、体を温めるものを食べる、精製された物を控える)、甘い物を控えることや腸内細菌を活発化して味方をふやすことも大切です。ビタミンCもおすすめです。

そして言うまでもなく6時間以上の睡眠と、運動を意識した生活習慣も大切です

 

 

 

 

 

 

 

 

ここでfacebookにて詳しく解説くださった高山先生(厚生労働省にお勤めの医師で噂の岩田医師とプリンセス号について意見交換をされている)の文章を引用させていただきたいと思います。

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『というわけで、これから私たちは何をすべきか。もはや、流行を抑止することは主たる目的ではなくなってきました(やれることはやるべきですが)。むしろ、重症化する人を減らし、とくに新型コロナに感染して死亡する人をできる限り減らすことに力を注ぐべきです。

つまり、高齢者や基礎疾患のある人に感染させないようにしましょう。そして、院内感染を防ぎましょう。これに尽きます。なお、基礎疾患のある人とは、糖尿病や高血圧、腎臓病など慢性疾患があって、定期の内服薬を要する人だと考えてください。以下、これらの方々をハイリスク者と呼びます。

ハイリスク者がいる家庭では、ウイルスを外から持ち込まないように、玄関先にアルコールを置いて帰宅時の手指衛生を徹底してください。アルコールが手に入らないなら、おしぼりでもいいです(やらないよりはマシ)。とにかく、ドアノブなどあちこちを触ってから、洗面台に行っても手遅れだってこと。

同居する家族が風邪をひいたら、ハイリスク者と接触しないよう症状が治まるまで家庭内で隔離してください。そして、風邪をひいている人が部屋を出るときは、マスクを着用させて、アルコールで手指衛生をしてください。部屋の外では、できるだけ余計なものは触らないこと。トイレに行った後は、触った場所をアルコールを染みこませたペーパータオルで拭うこと。お風呂は最後に入ること。バスタオルは絶対に共用しないこと。

こうした対応を発症してから7日間は頑張ってください。それが困難であるなら、一時的にハイリスク者を親族の家などに疎開させることも考えてください。

なお、風邪症状に過ぎないのに新型コロナかどうかを確認するためだけに、救急外来を受診することは避けてください。そこには、体調を悪化させたハイリスク者がたくさん受診しているのです。彼らへ感染させないように協力してください。また、救急外来には新型コロナの重症患者もいるかもしれません。あなたが「ただの風邪」だったとしても、救急外来を受診することで新型コロナに感染して帰ってくることになるかもしれません。

流行期には、ハイリスク者の方々が人混みを避け、なるべく自宅で過ごしていただくことも大切ですね。感染リスクのある病院に行く回数を減らすためにも、1カ月おきの外来受診を3カ月おきなど、長期処方とともに予約延長してもらうことも考えられます。かかりつけの先生に相談してみてください。

高齢者施設の感染管理は極めて重要です。100人の入所者がいる施設で新型コロナがアウトブレイクした場合、30人以上が発症し、10人以上が救急搬送を要して、数人がお亡くなりになるというイメージが必要です。このような事態を避けるためにも、全力で感染管理に取り組みましょう。

まず、外から持ち込ませないこと。流行期にあっては、原則として面会はすべて中止。物品の搬入なども玄関先で行います。どうしても入らなければならないのなら、玄関先でアルコールによる手指衛生を行って、トイレも含め共用の場所には立ち入らないように求めます。

職員についても、当然ながら玄関先で手指衛生。そして、毎朝の検温と症状確認を自己申告ではなく、管理者による指差し確認を行います。もし、軽微であっても症状があれば、絶対に休ませてください。絶対にです。勤務中であっても症状を認めたら、絶対に休ませてください。もう一度言います。絶対にです。

なお、流行期においては、出勤できる職員数が半減することも想定しなければなりません。このとき、すべての業務を継続させようとしたり、現場の判断で場当たり的に仕事をさせるのではなく、優先的に継続させるべき中核業務を決定しておくことが必要です。入居者の協力のもと、どこまで業務をスリム化できるかが勝負です。

一方、悩ましいのは通所サービスですね。ここでの感染管理を徹底することは不可能でしょう。デイケアやデイサービスをどのように運用するのか・・・。最善の方法は、流行期にはすべて休止させることです。

もちろん、その分、訪問系サービスを充実させる必要があります。通所サービスの職員に、利用者宅を巡回させるなど工夫してください。これは事業者だけで解決できる問題ではないので、市町村が主導するなどして、どうすべきかを急ぎ話し合っていただければと思います。いま、話し合ってください。

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